腸活

麹のメリット・デメリットとは?健康効果や注意点を徹底解説

近年、発酵食品の健康効果が注目される中で、「麹(こうじ)」
が改めて脚光を浴びています。

甘酒や味噌、醤油など、日本の伝統的な食品の発酵に欠かせない麹ですが、
そのメリット・デメリットをしっかり理解していますか?

本記事では、麹の健康効果や美容効果、さらにはデメリットについて詳しく解説します。

麹を日常に取り入れる際の参考にしてください。


麹とは?

麹とは、穀物(米・麦・大豆など)に麹菌(こうじきん)を繁殖させた発酵食品です。

主に以下の種類があります。

  • 米麹:米に麹菌を繁殖させたもの(味噌・甘酒・塩麹などに使用)
  • 麦麹:麦を原料としたもの(麦味噌などに使用)
  • 豆麹:大豆を原料としたもの(八丁味噌などに使用)

麹は食品の発酵を助けるだけでなく、酵素が豊富に含まれており、
健康や美容にも良い影響
を与えます。

文部科学省 食品成分データベース


麹のメリット

1. 消化吸収を助ける

麹には、アミラーゼやプロテアーゼといった酵素が豊富に含まれています。

これらの酵素は、炭水化物やタンパク質の分解を助け、胃腸への負担を軽減します。

特にこんな人におすすめ!

  • 胃もたれしやすい
  • 消化不良を起こしやすい
  • 食事から効率よく栄養を摂りたい

 

2. 腸内環境を整える

麹にはオリゴ糖や食物繊維が含まれており、腸内の善玉菌のエサになります。

腸内環境が整うと、便秘解消や免疫力アップにつながります。

腸活したい人にぴったり!

  • 便秘がち
  • お腹の調子が不安定
  • 免疫力を高めたい

 

3. 美肌効果が期待できる

麹にはビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれています。

特に、**シミやくすみを防ぐ「コウジ酸」**が含まれており、美白効果が期待できます。

肌トラブルが気になる人におすすめ!

  • シミやくすみが気になる
  • 肌のハリを保ちたい
  • 内側から美肌を目指したい

 

4. 免疫力を高める

発酵食品である麹は、腸内環境を整えることで免疫力の向上に役立ちます。

また、麹由来の成分には抗菌作用があるとされ、風邪や感染症の予防に貢献します。

5. 料理の味を引き立てる

麹を使った調味料(塩麹、醤油麹、味噌など)は、食材の旨味を引き出し、料理の風味を豊かにする効果があります。

減塩しながらもコクのある味わいが楽しめるため、健康的な食生活を送りたい人に最適です。


麹のデメリット

1. 塩分が多い場合がある

味噌や醤油麹などの麹製品には塩分が含まれているため、摂りすぎると高血圧やむくみの原因になります。

対策:

  • 1日の摂取量を意識する(塩麹なら大さじ1程度が目安)
  • 減塩タイプの麹食品を選ぶ

 

2. アレルギーの可能性

麹は自然由来の食品ですが、大豆や麦を使用したものはアレルギーの原因になることがあります。

対策:

  • アレルギー体質の人は原材料を確認する
  • 米麹を使ったものを選ぶと安心

 

3. 腸が敏感な人はお腹が緩くなることも

腸内環境を整える効果がある一方で、腸が弱い人は摂取量によってはお腹がゆるくなることも

特に発酵が進んだ甘酒などは腸を刺激する場合があります。

対策:

  • 最初は少量から試す
  • 空腹時の大量摂取を避ける

 

4. カロリーが高め

麹を使った甘酒や味噌は、意外とカロリーが高いため、ダイエット中の人は注意が必要です。

対策:

  • 砂糖不使用の甘酒を選ぶ
  • 飲みすぎに注意(甘酒なら1日100ml程度が目安)

 


麹を取り入れるおすすめの方法

麹のメリットを活かしつつ、デメリットを避けるためには、
適量を意識しながらバランスよく取り入れることが大切です。

1. 毎日の食事に少量ずつ取り入れる

  • 塩麹:肉や魚の漬け込みに(柔らかくなり、旨味が増す)
  • 醤油麹:卵かけご飯や炒め物に(コクがアップ)
  • 甘酒:ヨーグルトに混ぜる(腸活&美肌効果)

 

2. 発酵食品と組み合わせる

麹と一緒に納豆やキムチ、ヨーグルトなどの発酵食品を摂ると、腸内環境がさらに整いやすくなります

3. 料理の調味料として活用

麹は塩分や甘みが含まれているため、調味料の代わりに使うことで減塩・減糖ができ、健康的な食生活につながります


まとめ

麹は、消化吸収を助け、腸内環境を整え、美肌や免疫力アップなど、
多くのメリットがあります。

ただし、塩分の摂りすぎやアレルギー、お腹の調子への影響には注意が必要です。

日常的に適量を取り入れながら、健康と美容に役立てていきましょう!

  • この記事を書いた人

薬剤師の3児ママ

転勤族&ワンオペで、小学生から乳児までの3人を育てる薬剤師ママ(現在はお休み中)です。 無添加や美容など、薬学の知識を生かして在宅で働き子育てと両立できる方法について発信中。 同じように悩むママたちが、少しでも楽に、楽しく過ごせるヒントをお届けします!

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