無添加

無添加とオーガニックの違いとは?安全な食品・化粧品の選び方を解説

「無添加」と「オーガニック」の違い、知っていますか?

健康志向が高まる中で、「無添加」や「オーガニック」といった言葉をよく目にします。

しかし、「無添加=オーガニック」ではありません。

実は、この2つには明確な違いがあります。

この記事では、無添加とオーガニックの違いをわかりやすく解説し、安全な食品や化粧品を選ぶポイントについて紹介します。


無添加とは?意味と特徴

無添加の定義

「無添加」とは、特定の添加物を使用していないことを指します。

例えば、食品では「保存料無添加」「合成着色料無添加」などと表記されます。

無添加の基準は曖昧?

「無添加」と表示されていても、実はすべての添加物が使われていないわけではありません。

例えば、食品では「合成保存料無添加」と書かれていても、別の保存料が使われている可能性があります。

食品表示の基準については、消費者庁を確認してください。

無添加のメリット・デメリット

メリット

  • 添加物を避けられるため、安心感がある
  • 素材本来の味や香りを楽しめる

デメリット

  • 添加物による保存性がないため、賞味期限が短い
  • 無添加でも「自然由来の添加物」が使われている可能性がある

オーガニックとは?意味と特徴

オーガニックの定義

「オーガニック」とは、農薬や化学肥料を極力使わず、自然に近い環境で育てられた農作物や製品を指します。

食品だけでなく、化粧品や衣類にもオーガニック製品があります。

オーガニックの基準

オーガニックには明確な認証基準があります。

例えば、日本では「有機JAS認証」があり、以下の条件を満たす必要があります。

  • 化学合成農薬や化学肥料を原則使用しない
  • 遺伝子組み換え技術を使用しない
  • 土壌や生態系を守る持続可能な農業

オーガニックのメリット・デメリット

メリット

  • 農薬や化学肥料の影響を受けにくい
  • 環境にやさしい
  • 栄養価が高いと言われる

デメリット

  • 価格が高い
  • 生産量が少なく、手に入りにくいことがある

無添加とオーガニックの違いを比較

項目無添加オーガニック
意味特定の添加物を使用しない有機農法で作られたもの
基準の明確さ曖昧(企業独自の基準)厳格な認証制度あり
対象製品食品・化粧品など幅広い主に食品・化粧品・衣類
価格一般的高め

無添加は「特定の成分を入れていないだけ」ですが、オーガニックは「栽培や生産過程にも厳格な基準がある」という点が大きな違いです。


無添加・オーガニック商品を選ぶポイント

食品を選ぶ際のポイント

  • 無添加食品 → 「無添加」の範囲を確認(例:保存料無添加、化学調味料無添加など)
  • オーガニック食品 → 有機JASマークがあるか確認

化粧品を選ぶ際のポイント

  • 無添加化粧品 → 「○○フリー」と書かれているが、別の添加物が含まれる場合もある
  • オーガニック化粧品 → オーガニック認証マーク(ECOCERTなど)があるか確認

まとめ:目的に応じて正しく選ぼう

「無添加」と「オーガニック」は、似ているようで異なる概念です。

「無添加だから安心」「オーガニックだから安全」ではなく、基準を理解して選ぶことが大切です。

健康的なライフスタイルのために、正しい知識を持ち、目的に合った商品を選びましょう!

  • この記事を書いた人

薬剤師の3児ママ

転勤族&ワンオペで、小学生から乳児までの3人を育てる薬剤師ママ(現在はお休み中)です。 無添加や美容など、薬学の知識を生かして在宅で働き子育てと両立できる方法について発信中。 同じように悩むママたちが、少しでも楽に、楽しく過ごせるヒントをお届けします!

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