朝の一杯やホッとしたいときに欠かせないティーバッグ。
手軽で便利ですが、最近話題になっているのが「マイクロプラスチック」の問題です。
「えっ、お茶を飲むだけでプラスチックを摂取してるの!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ティーバッグに潜むマイクロプラスチックの正体や健康・環境への影響、そして私たちが取るべき対策について、わかりやすく解説していきます。
プラスチックフリーな「プラなし生活」を目指す人にも参考になる内容です!
ティーバッグの利便性と普及状況
ティーバッグは今や、家庭・職場・カフェなど、どこでも使われる定番のアイテムです。
その理由は以下の通り。
- 手軽で片付けもラク
- 一人分から淹れられる
- バリエーション豊富(紅茶・緑茶・ハーブティーなど)
しかし、この便利さの裏に“見えないリスク”が潜んでいることが、最近の研究でわかってきました。
マイクロプラスチック問題への関心の高まり
海洋プラスチックごみやプラスチック製ストローの規制など、近年「マイクロプラスチック」への関心は高まる一方です。
特に「note(ノート)」や「YouTube」などのメディアでも、ティーバッグに関する驚きの調査結果がシェアされ、大きな話題となりました。
マイクロプラスチックとは?
直径5mm以下の微細なプラスチック粒子のこと。
環境中で分解されにくく、生物や人間の体内にも入りやすいのが問題です。
ヒトが口にする可能性のある様々な海洋生物に加え、飲料水や食塩からも検出されており、その安全性が懸念されている
厚生労働省>厚生労働科学研究成果データベースについて
ティーバッグとマイクロプラスチックの関係
1 ティーバッグの素材と製造方法
一見「紙」に見えるティーバッグ、実は多くがナイロンやポリエステルといった合成繊維で作られています。
特にメッシュ状の三角ティーバッグは、見た目もオシャレですが、プラスチック製であることがほとんど。
2 お湯を注ぐことで発生するマイクロプラスチックのメカニズム
お湯を注ぐと、プラスチックが微細な粒子となって溶け出し、数億個単位のマイクロプラスチックが飲み物に混入するという研究も(マギル大学の研究より)。
「見えないから安心」とは言えませんよね。
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最新の研究結果とその影響
1 ティーバッグから放出されるマイクロプラスチックの量
カナダの研究では、95℃のお湯で抽出したお茶から1杯あたり約116億個のマイクロプラスチック粒子が検出されたとの報告もあります(GIGAZINE参考)。
2 人体への潜在的な健康リスク
現時点で明確な健康被害は確認されていませんが、
- 長期摂取による内臓への蓄積
- 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の影響
など、将来的なリスクが懸念されています(厚生労働科学研究成果データベースより)。
3 環境への影響と海洋汚染の懸念
排水として流されたマイクロプラスチックは、
- 河川 → 海へと流れ込み
- 魚などの海洋生物が誤飲し
- 結果として人間の食卓へ…
という負の連鎖を引き起こします。
安全なティータイムのための選択肢
1 マイクロプラスチックを含まないティーバッグの選び方
以下のような表示があるものを選ぶと安心です:
- 「プラスチックフリー」
- 「生分解性素材使用」
- 「無漂白紙」
「Hammy's Online Store」や「deguminoblog.com」などでは、環境に配慮した商品が紹介されています。
2 リーフティーやティーストレーナーの活用法
昔ながらの「リーフティー」+「ティーストレーナー(茶こし)」の組み合わせは、おしゃれでエコなティータイムを演出できます♪
3 環境に配慮したお茶の楽しみ方
- 無農薬・オーガニック茶葉の使用
- マイカップ&マイストロー
- コーヒー派の人は「自家焙煎」もおすすめ!
消費者としてできること
1 製品ラベルの確認と素材の理解
まずは、パッケージやラベルに記載された素材をしっかりチェックすることが大切です。
確認ポイントは以下の通り:
- 「ナイロン」「ポリエステル」「PET」などの合成素材が使われていないか
- 「紙」「無漂白」「生分解性素材」など環境に優しい素材が使われているか
見慣れない素材名でも、ネットで検索して調べてみるのもおすすめです。
2 信頼できるブランドや製品の選定
最近では、「プラスチックフリー」を掲げるお茶ブランドも増えてきました。
以下の方法で情報収集してみましょう:
- SNSや「note」などのレビュー投稿をチェック
- 「YouTube」で商品比較や使ってみた感想を視聴
- ブランド公式サイトで素材や製造工程のこだわりを確認
実際に使った人のリアルな声を参考にすれば、失敗しづらい選択ができます。
3 プラスチックを使わないティーバッグの選択
一番シンプルな対策は、最初からプラスチックを使っていないティーバッグを選ぶこと。
購入時には、以下のようなキーワードを目安にしましょう:
- 「無漂白ティーバッグ」
- 「プラスチックフリー」
- 「100%紙素材」
- 「土に還る(生分解性)フィルター」
中には、外装パッケージまで環境配慮されている商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ティーバッグの便利さの裏に潜むマイクロプラスチック問題。
「毎日飲むものだからこそ、安全性にも気を配りたい」そんな気持ちから、少しずつ行動を変えていくことが大切です。
- ティーバッグの素材に注目
- リーフティーの活用でエコな暮らし
- 環境と健康を意識した選択を
一人ひとりの意識が、未来の地球と体を守る大きな力になります。
今日のティータイムから、ちょっとした見直しをしてみませんか?
「ティーストレーナー」でリーフティーを楽しもう
